アンサーゲーム 五十嵐貴久

本紹介 商品説明より

結婚式を終え、幸せの中、眠りに就くふたり。しかし目覚めると、暗いコンテナの中にいた。現れたのは一人のピエロ。ピエロは言った。「ようこそ、アンサーゲームへ!」アンサーゲームとは、ふたりに同じが質問が出され、その答えが一致すると正解、不一致なら不正解となるゲーム。質問はふたりに関係するもので、互いが理解しあっていれば難なく正解することができるのだが……。圧倒的なスピード感でラストまで一気に駆け抜けるミステリー・サスペンス。

感想

怖い

私たちが何気なく使っているスマホ

どれだけの情報を企業にとられているのだろうか

考えてしまいました

「私たちのことをだいぶ前から調べていないとわからない」

「いやそんなことありませんよ」

ゾッとしましたね。

それぞれの秘密が暴かれていって

お互いが疑心暗鬼になっていく。

そして人間の愚かさ醜さがどんどん露呈していく

美男美女だからこそ

さらにそれらが際立って見えてしまう。

知らなくていいことって

世の中にたくさんあるよなと思いました。

最後の終わり方が残念でなりませんが、これがリアルって感じがしました。

せっかく途中でこのゲームの抜け穴に気づくのに

お互いを疑いあってしまった間では意味がない。

理性では止めることができない。

それも含めて怖い本でした。

隠し事なく生きていたいが、切り取られ方によっては難しい。

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