そして誰もいなくなった アガサクリスティー 青木久恵 訳
感想
1939年にイギリスで発行された長編小説
推理作家の原点とも言える作品だと
著者経験もないのに感じてしまいました。
個性あふれる登場人物
それぞれ罪を犯して島にやってきているが
それが本当に罪と言えるのか
全員に罪が当てはまるのか
そうではないと思いました。
犯人の殺人衝動を正当化するための
無理矢理な思い込みも入っているのではないでしょうか。
それにしても
10人の兵隊さんの不気味な歌。
少しずつ人数が減っていく恐怖。
そして最後の大どんでん返し
物語に一気に引き込まれてしまいます。
疑心暗鬼
不安が過ぎると
心の鬼にはやはり勝てないのですね。
人間の脆さがよく描かれていました。
有名過ぎる作品なので
登場人物整理はしません。
瓶を手にする人物はいるのだろうか
揺蕩う真実の行方が気になります。