破戒のススメ 堀江貴文
「はじめに」より
「破戒」。この二文字を見て、文豪・島崎藤村の代表作を思い起こした人は多いだろう。
破戒のススメ2、3ページ
しかし、その意味に思いを巡らせたことのある人はどれくらいいるだろうか。
破戒とは、文字通り「戒め」、つまり特定の行動を制限する縛りを「破る」ことだ。
小説『破戒』の中では、父親から被差別部落出身であることを隠すよう戒められてきた小学校教師が、さまざまな人生経験ののち、生徒に出自を告白することで過去の自分と決別し、新たな人生を踏み出す自己再生の物語として描かれる。
明治時代に書かれたこの小説のテーマと時代性は異なるが、根本的な構造が同じで、令和の日本においていまだに残り続ける無意味な戒めがある。
それが「我慢」だ。
日本ほど、我慢が美徳とされる国はない。日常生活のあらゆる場面で、仕事やプライベートのすみずみまで大小の「我慢」が当たり前になっていると言っていい。
そして、日本の歴史の中で戦時中を除き、最高レベルの我慢を強いられている時代がある。
それが「いま」だ。
本書では、令和の日本社会全体に蔓延する「我慢」という名の宗教に抗い、「破戒」して行動につなげる考え方と具体的な方法を伝えていく。
目次
お金
時間
人
仕事
遊び
学び
外伝
心に残ったこと 引用
思考の筋肉を鍛えるには、世界のニュースサイトを縦横に読み、目につく書籍を片っ端から読んでいくことだ。
一万円以上の価値を生み出すのが人間の知恵
お金を得たら新しい挑戦や、好奇心を満たす遊びにすべて使い尽くしてほしい。そうすることで生きた経験が身に付く。
やると決めたら後回しにしない。つまらなかったらやめたらいいし、続けたければ没頭する。
コロナが収まったらと言うのは、究極の未来否定
数字の評価で心を満たすな。
感想
行動したくなる本です。
外伝で
実際に行動した人たちの結果が書かれているのものすごくいい。
結局やろうと思って実際に動いた人たちが
自分のやりたいことを自分の未来にしている。
やはりいつの時代も行動が全て
引用にも書きましたが、
「やると決めたら後回しにしない。つまらなかったらやめたらいいし、続けたければ没頭する」
一番胸に響きました。
ただ、頭を使わずに過ごしていたら
やると決めることがなくなるんですよね。
それが怖い。
まさに社会の家畜人間。
そうならないならように
情報をたくさん仕入れていきたいと思います。