ゴーストハント7 扉を開けて

本紹介

「やっと、見つけた」シリーズ第1作からの謎がついに明かされる!

能登の事件を解決し、東京への帰路についた一行は
道に迷ってダム湖畔のキャンプ場にたどり着いてしまう。
ナルの突然のSPR閉鎖宣言に戸惑う麻衣たちは、
急遽、湖畔のバンガローに滞在することに。
そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。
幽霊が出るという校舎には恐るべき罠が仕掛けられていた
すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは!

感想

さすが不由美さんです。
今までの伏線回収バッチリです。
だから面白いんだよな。
それでは早速中身に入っていきましょう
能登の旅館で相当みんなダメージを負っていたんですよね。
無事に帰れるかと思いきや、車の中でしょうもないことで揉めます。
それきっかけで道に迷うんですよね。
そして湖にたどり着くわけ。
なんでこんな設定にしたのかな
とそれはいまだに疑問に残っています。
そして今までナルが明かさなかった事実がどんどん浮き彫りになっていくわけ。
今まで明かされなかった謎をポイントとしてまとめると
・ナルは何者?
・真砂子が握っている秘密とは?
・森さん、ナルの両親について
・なぜナルシストのナルなのに、みんながナルと呼ぶのか
特に最後のところが個人的に非常に気になっていたのです。
そもそもシリーズを読んだ時の最初の違和感があだなについてでした。
でも全ての1本の線になって解決。
表紙も一種のネタバレになっています。(気づかないけど)
私がこの本から受け取ったメッセージは

普段一緒に何気なく過ごしているだけでその人のことを知った気になってしまっている。

いざ離れるときになって何も知らなかったことを知る

日常を当たり前に思うな

ということです。

 

麻衣が一人になって

仲間一人一人の良さと向かい合う場面は

特に見どころとなっています。

廃校の切なさと非常にマッチしています。

 

まさかの結末に度肝を抜かれますが、

7巻全てが一つとなってまとめられる作者の

腕に脱帽です。

楽しかったです。

ありがとうございました。

伏線だらけやないかい。

 

 

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