最高の死に方 近藤 誠

延命治療反対

薬に頼ると死ぬ前に結構苦しむことになる

だから自然に死にましょう。

がんにかかって死ぬのも悪くないと思わせてくれる本です

医学については全然知識がないので

この本を読むと思わず

「そうなのか。知らなかった」と納得してしまいました。

治療法については、他の人の本も読んで、勉強しないといけないと思います。

なんでも鵜呑みは危険です。

私が学んだ点について記録していきます

安楽死について

安楽死が認められている国はオランダ

安楽死の幇助が認められている国はスイスです

安楽死のために国を移動する人もいるそうです

でも簡単には認めてもらえない

理由がしっかりしていること

それを自分の口ではっきりと伝えられることが条件です。

だから英語かドイツ語が話せないといけない

痛みを感じずに安らかに死ぬことは難しいです。

日本では安楽死は認められていません

幇助も重い罪になってしまうため、なんとか誤魔化して行うしかない。

しかし警察は優秀で大体バレてしまう。

難易度はとても高まります。

また安楽死を認めない協会も存在します。

日本ではまだまだ先の話になりそうです。

日本にはびこる延命至上主義

長生きと病院収入60万

寝たきりに点滴

あくどい病院はになるとこれ以外に特に治療せず

楽して月60万円の収入をあげるそうです。

さらに家族が途中で延命治療を止めようとしても

医者から『私に殺せというのか』と言われる場合もあり

やめることができないというケースがあるらしい。

患者のためではなく、もはやビジネスとしての病院。

病院経営も大変だっていうからこれもしょうがないのか。

病院に行けばなんとかしてくれるという考えは改めなくてはいけません。

自分で情報を取りに行く必要を感じました。

人工呼吸器、胃ろう手術を簡単に許可してはいけないと強く思いました。

「あなたがたが毎日行っている胃ろうなどの食事介護をご自身も同じように受けたいですか?

受けたい人は手を挙げてください。」100人以上いたナースのうち「受けたい」に手を挙げた人はゼロでした。

第3章 延命治療で失われる「尊厳」 p87

1秒でも長く生かすという固定観念が招く悲劇

著者の考えに納得してしまいます。

最高の死に方とは

苦しみ抜いて最期を迎える人、意識がないのに胃ろうや点滴で何年も生かされた人。

どうしてこうも悲惨な死が日本には多いのか。いや原因ははっきりしている。人の死に医療がかかわるからだ。

第5章 ぼくにとって最高の死に方 p204

戦後急に日本人の寿命が伸びたのは、医療が発達したからではない。

栄養状態と環境衛生がメキメキ改善したから。

だから人が死ぬときは自然に任せることが大事

検診もする必要はない。

薬に頼ることなく最後を迎えることが最高の死に方である。

まとめ

最高の死に方とは医療に関わらずに死ぬことです。

とはいえ死を受け入れる姿勢あってのことだと思います。

私の世代になると、子どもも小さいから

長く生きてあげることで

何か伝えられるものもあるかもしれない。

自分のために死ねない状況っていうのもあると思います。

ただ医者のいうことを鵜呑みにしてはいけないということがよくわかりました。

自分の命は自分で守る、死に方は自分で選ぶ

その覚悟は大事にしなければいけないと思います。

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