国語科授業を変えるアクティブリーディング 佐藤佐敏
文化資本の格差が家庭にあることを考慮せずに自由に文を書いていいはつらい。
(ダンスを習っていないのに自由に踊って良いよと言われるのと同じようなものだ。)
授業とは
できないことができるようになること
わからないものがわかるもの
もっと知りたいと思えるもの
こうやってシンプルに考えると案外授業も組み立てやすいかもしれない。
深まる対話と深まらない対話の違いは、根拠があるかないかの違い
その根拠とは教科書の語句、今まで得た知識、経験のことである。
家庭の文化資本が乏しい子は物語を深く読むことができない。
だから授業者は意図的転移をねらった(知識を確実に身に付けさせるなど)
学習を行う必要がある。
読みの方略を身に付けさせて違う教材を読む楽しさを教えてあげたいものである。
確証バイアス=正しいと思ったことは全部正しいと思ってしまうこと
追従バイアス=自分に都合のいい情報だけ集めてよりこだわりをもってしまうこと
読みを深めるための方法
・対訳になる相手をさがそう。その対比から見えてくるものが多くあるはず。
(例 てふてふが一匹 ○○海峡を 渡っていった。)
・隠喩を読む
(例 雀らも海かけて飛べ吹き流し)
これからどんな情景が思い浮かびますか?
感想
ふせんがいっぱい貼られる学び合いがある本でした。
なによりもわかりやすいのがいい。