営繕かるかや怪異譚 小野不由美
2度読みです。実害がなければ意志の力で無視できる。この本の本質ですね。
目次
奥庭より(かってに隙間があく)
屋根裏に(河童の瓦)
雨の鈴(女が入ってきたら死ぬ)
異形のひと(気づいたら老人がすきまにいる)
潮満ちの井戸(井戸から悪いものがながれてくる)
檻の外(ガレージで死んだ男の子)
雨の鈴の情景が頭の中に浮かんで印象に残りました
迫り来る恐怖があります。
それを冷静に対処してくれる営繕さんが素敵です。
「なんとかなる」
だから安心して読むことができます。