変な家 雨穴

本紹介

謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋----
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。

知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。

間取りの謎をたどった先に見たものとは......。

不可解な間取りの真相は!? 
突如消えた「元住人」は一体何者!? 

本書で全ての謎が解き明かされる!

目次

第一章 変な家

第二章 いびつな間取り図

第三章 記憶の中の間取り

第四章 縛られた家

感想

対話で話が進められていくので

テンポよくサクサク読むことができます。

間取り図をもとに話を進めていくのですが、

最初見ただけでは、私は違和感に気づくことができませんでした。

だから説明されていくうちに

「なるほど、確かに」を

主人公と共にで感じることができ、とても面白かったです。

ホラーミステリー好き設計士の栗原さんの勘が鋭すぎ、かつ推理がほとんどあっているのはやりすぎだと思いました

ミステリー好きということだけでカバーできるものではないほど鋭い

家が三つ出てくるので

それぞれの間取りの変なところを一緒に読み解いていく展開が良かったです

結局変なのは家ではなくて

人なんですよね

そしてその変な人は

変な風習で作られていくのです。

調べていくうちに主人公にもなんらかの災厄が降りかかり最終的には・・・

みたいな展開を考えていたので

最後の終わり方には

キョトン

という感じでした。

ある意味ハッピーエンドですよね。

みんな幸せになってほしいです。

ホラーではなかったです。不気味ではあったけど

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