逆ソクラテス 伊坂幸太郎
本紹介
【2021年本屋大賞ノミネート作】
【第33回柴田錬三郎賞受賞作】
敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!
伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!
目次
逆ソクラテス カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える。
スロウではない 足の速さだけが正義ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが。
非オプティマス 授業妨害する子供たちを気にしない先生。参観日になって真意を表し子供たちは。
アンスポーツマンライク 最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。でも、戦いはまだ続いて
逆ワシントン 悪いことは自分から正直に言わないと。でも正直に言っても救われない場合もあるのかも
感想
逆ってそういう使い方なんだ
というのが第一印象
子どもたちの視点から
社会の変なところを純粋に見つめているので
はっと気付かされるところが結構ありました
結局教育って押し付けてはいけないんですよね
子どもにどう気付いてもらうかが鍵になっています
力づくで押しても意味ないし
それで逆に傷つけてしまったら
それが巡り巡って自分に帰ってくるかも知れない。
暖かく後ろから励ましてあげるのが教師として
子どもたちのために唯一できることなのかも知れないなと思いました。
読みやすいんだけど
内容は深い
さすがソクラテスですね。