能面鬼 五十嵐貴久

人物紹介

四葉大学ウインドサーフィン同好会

倉科美月・・私立四葉大学の一年生、主人公。高校のミスコンに選ばれる。周りに流されてしまうところがある

赤星秀一・・私立四葉大学の一年生、なぜか主人公を守ってくれようとする。親が弁護士で優秀

諸井保・・新歓コンパで先輩の小野に飲まされて死んでしまう。これが事件の発端となる 都睦寺の後継だった

島本弘明・・大学四年生 ウインドサーフィンサークルの部長。正義感があるが女癖が悪い。事件の最中なのに・・

佐川聖一・・三年生 ミステリー好きで色々な怪事件に詳しい。矛盾点に気づくが・・

海部音音・・三年生 佐川と付き合っている。死体を海に捨てたらと平然と言いのける性格。

田辺晴美・・四年生副キャプテン。島本と付き合っていたが破局する。これが事件に大きく関わる

沢木順子・・おとなしい弱気な性格。キャプテンと付き合っている。

小野孝夫・・三年生 俺も飲まされたから後輩に飲ます。それが儀式だという体育会系男。諸井の死に大きく関わる

諸井家親族

諸井道代・・保の姉銀行で働く

菅谷啓輔・・バスの運転手として雇われている

諸井剛・・保の父

諸井将弦・・保の祖父 心臓病もち

保の友人

松岡、安東、萩原、早苗・・高校時代の保の友達

草薙・・高校時代の保の友人

朱里・・高校時代の友人、保が好きだった。

感想

こんな終わり方があるのかと

驚きを隠せません。

ネタバレになるから言えないけど

本当にびっくりしました。

これから就職だから

明るい大学生活が始まったばかりだから

と理由をつけて犯罪を隠そうとする浅はかさ。

でもその気持ちがわからないでもない。

でも死よりも重い失敗はないはず。

失敗は必ず悔い改めないといけないよ

と戒められます。

死は死を呼ぶ

人を殺していい事なんてない。

人間憎悪の怖さが一番際立っていたと思います。

私の描写が痛々しい。

思わず首を押さえたくなりました。

やりきれない小説でした。

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