心霊探偵浮雲 妖刀の理 神永 学
目次
簡単内容紹介と感想
1話 辻斬りの理
暗い夜の道、伊織と新太郎は帰りを急ぐ
そんな中どこからか悲鳴が。
悲鳴の出どころへたどり着いてみるとそこには肩からばっさり切られた人が
その人は「辻斬り」と謎の言葉を残す
遠くから見ている怪しい人影を伊織は見つけるが、兄に話しかけられ気をそらしたときにはもう消えていた。
からの浮雲への相談
ここまでの流れはもはや定番化ですね。
相談内容は新太郎が辻斬りの霊に取りつかれてしまったのではないかということです
そしてまさかの現実に事件は起こってしまうのでした
取り憑かれた新太郎をうちたおし小石川診療所につれていきます
あの恋愛ヤブ医者がまだ登場するとは意外だと思いました。
果たして新太郎に取り付いた霊はだれなのか
なんの意図があったのか
そこはぜひ読んでほしいと思いました
八十八の絵を書く能力を生かして、霊の顔を書き上げるのが面白い
越後屋 新選組の登場でより幕末感を出していると感じました。
2話 禍根の理
喜助と大治郎は夜道を歩いていた。
そんな中喜助が大治郎に
「沼の噂をしっているか。ここには幽霊がでるらしい」と話をふる
そんなわけあるか
そんなわけあるのよ
幽霊が出てびっくり
お互い別々に無我夢中になって走り出します
気づけば喜助は布団でめざめ、大治郎は橋の下で遺体となって見つかってしまう
そのことを八十八が聞きつけ、浮雲に相談。
しかし取り合ってくれない
独自の調査で喜助が働いている場所に話を聞きにいく
そこの女将は乗り気じゃないし、娘はよくわからない男に入れ込んでいるという。
でも実はそれらが全てからまりって無事解決
と思いきや、実は全然違う事件がからんでいて・・・。
人の浅ましさが生んだ恨みの連鎖を最後にはしっかり断ち切れます
またしても狩野がからんでいたのです。
疲れていて読みながら寝てしまった・・・
第3話 妖刀の理
遊女をめとろうとして断られて逆上する男に
狩野游山が妖刀を渡してしまった。
心を支配された男は、遊女と関係する者たちを殺してしまった
気持ちは収まらず、街へ
八十八がいて止めようとしたが、恐怖で動けず。
そこに玉藻が現れて、なんとか場を収めることに成功。
当然その後は浮雲のところにいくことになります。
浮雲に妖刀のことを伝えると
「お前は絶対に関わるなと釘を刺されます」
こんどばかりは関わらない展開になるとおもったのに
游山がまさか八十八に直接会いにくるんですね
そこからはもう怒涛の展開。
歳三の心とは
游山との対決とは
今後が一気に読みたくなる展開でした。
感想
八十八と伊織が
八雲の石井と真琴に見えてならない。
今後読んでいくことで
あぁこの人は八雲でいうあの人だなぁと思うことがあるかもしれません。
絶対にお前はかかわるな
また厄介な案件を持ち込みやがって
この流れはもはや定番ですね。