斜め屋敷の犯罪 島田荘司
感想
御手洗潔の三代傑作の一つと言われている今作。
正直、占星術殺人事件はよくわからなかったので
今回もそんな感じかなと思って読みましたが、
割とわかりやすかったです。
事件がタイムリーに起こるからかなぁ。
北海道に微妙に傾いた屋敷を建てた浜本氏
そこで次々と起こる殺人事件
どれも完璧な密室。
トリックが気になるところですが
私が気になったのは
名探偵がいつ登場するのかというところでした。
読み進めても読み進めても全然出てこない
警察たちはその間、右往左往するだけで何にも役に立っていないですからね。
そして最後の最後に御手洗がやってくる
さらにきた段階で謎はほとんど解けている模様
唐突な展開です。
読者に全てヒントは公開されているのは前作同様です
しかし全然わからない。
でも御手洗の説明を聞くと納得
そんな大掛かりなトリックだったのね
と舌を巻きました。
つまり、今回は結構面白かったということです。
北海道✖️斜めの壮大な事件でした。
発想が面白いです