睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー

人生の三分の一を占める睡眠

この三分の一が人生を左右する。

質の良い睡眠=良い人生と言える。

眠る必要性、夢のメカニズムについてはもちろんのこと

睡眠をとるために社会が変わったほうが良いという

強いメッセージも詰まっている本でした。

多くの著名人が絶賛しています。

 

本の構成は以下の通りとなっています。

1 眠りとは何か

2 眠りの重要性

3 夢のメカニズム

4 睡眠との向き合い方

 

今回は

誰もがより良い睡眠を獲得する方法 と

睡眠のために社会がどうあるべきか

そして21世紀の新しい睡眠についてまとめておきます。

 

 

 

誰もがより良い睡眠を獲得する方法 とは

 

運動して、夜に照明を浴びない、朝起きたらすぐに光を浴びる。

夜にコーヒーを飲まない、酒を飲みすぎない。

具体的なことなのかなと思っていましたが、

全然違いました。

 

答えは「毎日決まった時間に起きる、毎日決まった時間に寝る」でした。

まさかの(笑)

 

でもこれ以外に難しいですよね。特に週末など明日が休日の時は寝る時間ずれてしまいますよね。

それはNGです。

365日毎日ずれなく、習慣にする。

これができるかできないかで人生が決まるのです。

最近睡眠で困ることがなくなったのは、習慣だったからなのか。

と腑に落ちました。

週末の寝溜め言語道断です。

ちなみに運動することの重要性についても述べられていました。

簡単にいうと座る時間を減らせとのこと。

活動時間の長さが重要なんですね。

 

 

睡眠のために社会は何をすべきか

 

主にこの章では学校教育について語られていました。

睡眠不足の原因は学校の始業時間の早さにあるというのです。

人間にはクロノタイプがあります。

朝型夜型というものです。

これは種の保存のため必要だったようです。

学校は朝型にあったものだという考えです。だから夜型人間には非常に辛い。

記憶も定着しないというのです。

アメリカのミネソタ州のとある学校で始業時間を7時25分から8時半にしたところそれだけで成績が上昇したという実験結果も出ています。(日本は現状OKなのか?)

子供にとって睡眠はとても重要で知性が上がる、よく寝る子は非行を減らし平均寿命も伸ばす。

いかに睡眠時間をとってあげるかが大事なのですね。

寝坊はある意味仕方がないのかも知れません。

 

 

21世紀型睡眠とは

 

 

睡眠時間の長さを確保する事は大事と言ってきたもののやはり時間は限られている。

労働時間もそう簡単には減らせない。

 

だからこそテクノロジーを使って睡眠の質をあげようという話です。

 

睡眠パターンと既日リズムを記録させ、室温コントロールする。

眠りの質を決める一つである温度問題はこれで解決。

LED電球にカバーをかけることでブルーライトを浴びないようにする。

眠りの質を決める一つである照明問題はこれで解決。

今のlot環境だと可能ですね。

 

ウェアラブル端末を身につけて自分自身を知ることで習慣を変えることも重要です。

 

会社や学校を変えることも重要だけど、それだと時間がかかるから個人でできることをしましょうという話ですね。

 

コロナ禍で社会も大きく変わってきています。

睡眠をメインに置いた生活が意外と早く来るかも知れません。

 

 

「睡眠はお金とは違う。いくら寝ても失った睡眠時間は取り戻せない。」

睡眠負債を抱えないようにしたいものです。

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