異邦の騎士 島田荘司

あらすじ

ある男がベンチで目覚めるところから始まる

車に乗ってきたところまでは覚えているけど、どこに停めたかわからない

思い起こすと自分が誰かもわからない。

大パニック。

そこに女が現れて、記憶を取り戻すまでそばに置いてあげるという

一緒の生活を続けるにあたり、互いに惹かれ合う二人。

その幸せの中で、ふとしたきっかけで御手洗に出会い、意気投合し事務所に通うようになった男

そのことを快く思わない女

ある日仕事のボーナスを受け取るのに印鑑が必要になり

棚を開けるとそこで自分の免許証を発見

その名前をもとに過去の住所を割り出すと

妻子を陵辱され失っていることが判明

復讐を誓う男

一人を殺し、二人目を殺そうとしたところを

先に相手に気づかれ、ボコボコにされベンチの上に放置され、記憶がなくなっていたことを思い出した

二人目を殺すのを諦めない男

いざ実行しようとしたとことに女が現れて妨害。そこに御手洗が現れて驚愕の事実が判明

感想

占星術殺人事件、斜め屋敷の犯罪、異邦の騎士

ミステリー史の三大金字塔。

順番に読んできたが、一番わかりやすく面白かった。

人を洗脳する

記憶を上書きする

そんなの絶対できないだろうと思うけど

この状態であればできるかもしれないと思わされてしまった。

最後のどんでん返しがすごい

そして男の正体が明らかになるところの衝撃もすごい

目が見開くほどでした。

「そういうことだったのか」と思わず口から言葉が漏れてしまうでしょう。

音楽やコーヒーのシーンが出てくるところがまたいい

ホームズ感ありますね。

本人は否定しているけど

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