デジタル・ベーシックインカムで日本は無税国家になる 苫米地英人
第1章 ベーシックインカムで国民を救え
第2章 消費を促すデジタル半減期通貨
第3章 無税国家・日本への道
感想
ベーシックインカムの実現を期待している私としては非常に興味深い本となった。
年金と生活保護を廃止し、そのお金を回すという方法なら可能という話を聞いていただけに
この本に書かれてある方法はかなり斬新だった。
苫米地流ベーシックインカムとは
まずは財源をどうするか
年金を回すと今まで払ってきた人への不公平感が残る
そもそもインカムの実現には150兆円必要(1人10万試算)
年金の運用資産額は177兆なので2年ももたない
だから財源の確保は通貨発行で補う
QEで発行される通貨を日銀当座預金に眠らせておくのではなく直接国民に配るという方法がある
国民に携帯電話や専用端末機器を持たせ、そこに通貨を送る
さらにこの通貨はデジタルであり、使わないと通貨の価値がどんどん下がっていくものとする
さらに金融資産などはこの通貨では買えず、日用品などに限定して使えるようにする
まさかのデジタル通貨
さらに半減期通貨
使わなかったら銀行に戻ってしまうという。
お金の価値は一定というのが染み付いてしまっているだけに
この方法にはただただ驚くばかり。
お金をもらいながらも
「働くしかないわ」と思ってしまいました。
本当にやってみる価値はあるのではないか。