満月珈琲店の星詠み 望月麻衣

目次

プロローグ

第一章 水瓶座のトライフル

第二章 満月アイスのフォンダンショコラ

第三章 水星逆行の再開

前編 水星のクリームソーダ

後編 月光と金星のシャンパンフロート

エピローグ

感想

小学校時代に登下校が一緒だった人たちの前に現れる珈琲店

このつながりはなんなんだと思っていたら

最後の種明かしでなるほどなと納得

助けたら助けられる。

縁は巡り巡って帰ってくる

そういう心温まるお話でした。

単にあたたかいで終わるのではなく、かつての栄光にしがみついたり、不倫してしまったりという

人間のどうしようもない部分に焦点を当てているのもまた面白い。

肝心の星詠みの部分に関してはなんとなく読みしてしまいましたが、自分は一体何にあたるんだろうと

興味が高まりました。

ネットで簡単に見られると思ったのですが、なかなか無料サイトがない。

面白い世界が広がっていました

猫ちゃんに占ってもらい真摯に受け止めることでその後を人生を素直に生きていく登場人物たち

ライトで読みやすい作品でした。

スイーツが最初にイラストで載っているのが嬉しいポイント。

満月の日、自分の前にも現れないかなぁ。

登場人物

芹川みずき・・・脚本家、元非常勤教師

中山明里・・プロデューサー、他人にも自分にも厳しい

鮎川沙月・・女優、不倫スキャンダルで追い込まれる

水本隆・・IT関係、ついていないことが立て続けに起こる

早川恵美・・元美容師、自分のやりたいことに気づき転職する

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