贋物霊媒師 阿泉来堂

登場人物

櫛備十三・・・霊媒師、実際に霊を見ることができるが除霊はできない。自分を大きく見せようとする。洞察力を生かし人の行動を読むことができる。霊視したように見せかけて、相手を驚かせ、その後の展開を有利にしようとしている

躯田美幸・・・助手、十三が悪いことをしようとした時に嗜めるやく。不正を許さない。霊にも真摯に向き合いなさいという態度。思った事をズバズバ言う

目次とメモ

第一話 真面目な男・・落とした財布を届けようと女を追う男、女は廃ビルの中へ。よくみると死んでいる。びっくりして慌てて引き返す時に階段から落ちて死んでしまい、ビルに留まることとなってしまった。

第二話 マンションの一室に取り付いた17歳の女の子の霊。婚約者が再び訪れるのを待っているという。話を聞き解決してあげることへ。しかし最後にはまさかの展開

第三話 自慢の兄・・廃工場を基地にする兄弟。弟がそこで亡くなってしまい、兄が毎日会いにくると言う視点で描かれる。ハートフルな物語。最後に大転換あり

第四話 寄り添う者たち・・洋館に心霊現象を調査しにいく主人公御一行。助手の骸田が突如謎の球体に包まれて閉じ込められてしまう。ここでわかる衝撃的な事実が

エピローグ・・なぜ櫛備は美幸を助手にすることにしたのか、その謎が今後わかると良いのだけれども

感想

1話目が結構ぶっ飛んでいておふざけな感じだったのでこのテンションで物語が進んでいくのかと思ったら全然違った。

2話目と1話目のギャップがありすぎて結構びっくり。

3話目も全然テイストが違うし

その上で成り立つ4話。

のめり込んで読むことができます。

そして、「あ、やっぱりそうだったんだ」と多分読んだ人は呟きます

あっという間に全部読んでしまうと思います。

結果的に除霊しているので、インチキではないのだけれども

本人の力によるところではないと言うところが面白ポイントですね

主人公と助手の関係がなぜ始まったのかが今後気になるところです。

しかし続編情報がない。気になるところです。

コールドリーディングを使い得意自慢げに語る主人公

それをインチキだという美幸

相性バッチリ。


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