確率捜査官 御子柴岳人 神永 学
世田町署、薄暗い地下一階の廊下の突きあたりにある《警視庁捜査一課特殊取調対策班》。イケメン毒舌天然数学者御子柴岳人がクールで鮮烈、華麗な推理で容疑者の心理に迫る、前代未聞の取調エンタメ!
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目次
プロローグ
殺意のジレンマ
密室のジレンマ
密室の法則
密室のゲーム
エピローグ
感想
父を事件で失ってしまった主人公
その回想シーンで
「シゲなぜだ」
この一言でまさかこの事件の犯人は・・・
その勘は正しかった
最初から疑いながら読むことで
あーやっぱりなと確信を得てしまった。
神永作品を読み過ぎた結果こうなってしまったのだろう
今回は数学を根拠に犯人を追い詰めていくので
かなり論理的で理解しやすいです。
人間は無意識の時にこそ本当の自分が出てしまうので
その部分はどうしても隠すことができない。
統計がそれを的確に表している当たりがとても面白いです。
冤罪によって人生を狂わされてしまった人
巨大な権力を持って罪をなすりつけてのうのうと生きている人
現実社会でも実際に起こっているんだろうなぁ