緑の我が家 小野不由美

感想

既視感

思い出すことができない

ただ、いい思い出ではないことは間違いない

そこから来る恐怖を描いています

つい最近読んだ呪街に出てきた話と似ているなと思いました。

こういう曰く付きのマンションが人を呼ぶんですよね。

そして普通なら絶対すぐにマンションを出るはずなのに

頑なに出ない主人公

この時点で間違いなく取り憑かれているよね。

実際にありそうで本当に怖いです。

恐怖の煽りが素晴らしいのであっという間に読んでしまいました。

父と母のことも物語に関係しているのかなと思ったけど

一気読みなのでそこまで読み解くことはできませんでした。

謎解きな感じもあるけど

後の条件がないと絶対わからないので

考えても無駄でした

作者の流れに身を任せるのみです。

にしてもなんで緑なのかなという疑問は晴れません

なんかこういうホラーって基本黒とか灰色とかそういうイメージがあるので。

きっとここにも意図はあるんだろうなぁという感じです。

あらすじ

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作

その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。
どういうこともない書店街の一郭。一見見落としそうな路地の突き当りに緑の扉、ハイツ・グリーンホームはあった。
父親の再婚を機に、高校生の荒川浩志はひとり暮らしをすることになった。ハイツ・グリーンホーム、九号室──それは、近隣でも有名な幽霊アパートだった。引っ越した当日、からっぽのはずの郵便受けには、小さい丸い白いものがひとつ、入っていた。プラプラした手触りの、人形の首だった――。「出ていったほうがいいよ」不愉快な隣人の言葉の真意は? 幽霊を信じない浩志ですら感じる「ひどく嫌な気分」の正体とは? 小野不由美の家ホラーの原点とも言える本格ホラー&ミステリー小説。

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