犯罪乱歩幻想 三津田信三

目次

屋根裏の同居者・・誰もすまないボロアパート、なぜか急に物がなくなったり移動していたり。従兄弟の仕業?

赤過ぎる部屋・・いきなり地下に招かれる主人公、そこで明かされる人にはいえない話。最後には参加者のほとんどが

G坂の殺人事件・・喫茶でコーヒーを飲んでいる最中に坂に住む作家がなくなる。犯人は

夢遊病者の手・・夢遊病の最中に人を殺してしまった。しかしそこには裏があって。住人たちの奇妙な関係

魔鏡と旅する男・・双子の兄が鏡の世界の中にいて、それを持ち歩く奇妙な老人。

骸骨坊主の話・・廃寺に奇妙な老人を見つけてしまった。そのことを話してしまうと聞いた人にも老人が付き纏うという

影がくる・・村のしきたりを軽視して効率を重視した結果。ドッペルゲンガー出現。自分の身が危なくなる

感想

江戸川乱歩の小説にハマっていたのももう15年前

だからほとんど内容は覚えていないけど

この本を読んでうっすら思い出した感じがする

あの硬いながらも読書を引き込む文体

そこに三津田信三の身近に迫るホラーの感じがとてもマッチしていた

というかマッチさせたのか

各章ごとに事件とか謎はなんとなく解決はされるのですが

最後に本当の謎が残る感じ

三津田作品をたくさん読んだので

最後に何か大どんでん返しが来るのではないかと構えていたが

それがなかっただけにちょっと残念ではあった。

謎の人物は一体なんだったのか

でもそれも読み方によっては一本につながるような気もする。

この不気味感がさすがです

でもそこまでの深読みはやめておこう

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