全裸監督の修羅場学 村西とおる

落ち込んでいる人におすすめの本です。

自分の悩み小さく感じます。

本紹介

実録・全裸監督による「カネと女と暴力」体験的究極のサバイバル術

「自分よりもっと酷い人生を生きている人間を知ると視野狭窄に陥ることかわ免れ、

なぁんだ、まだ俺は大丈夫じゃないかと再びヤル気が出てきます。閉塞したこの時代

自分の存在感はそこにあるように考えます。

前だけ向いて泳いでいないと死んでしまうマグロのようにひたすら成功と性交を追いかけてきた人生でした」

第1章 この世はカネと女が全てなのか

第2章 人生には再生できるチャンスが必ずあるんです

第3章 SEXでは負けないというプライド

第4章 光は闇に輝いている、闇は光に勝てなかったを地でいく男の物語

第5章 いくらでも嘘をつける女性はいくらでもいる

第6章 パンツを脱げない人は、人生を他人事だと思っている

第7章 私の辞書には引退という文字はございません

 

感想

章立てを読むだけでも面白い。

今までに読んだことのないジャンルの人の本だから

内容が全く想像できないのです。

 

実際中身を読んでみると

一人の男の波乱万丈人生を体験することができます。

 

前書きにもあったように

この人の人生は自分からしてみると

底の底です。

自分の悩みなんかちっぽけに思えます。

 

 

でもやりたいことを実現しているという点では

上の上なのかもしれない。

ある意味

男の中の男

潔さがかっこいいです。

一気に読みの中で、心に残ったエピソードをかいつまんで紹介します。

 

① 北海道の真っ直ぐ伸びた道。急に後ろから車が迫ってきた。車から降りて話を聞いてみるとスーツを3分の1の値段でもらってくれないかとの相談を。

それを1万円で買った。後で見てみるとそれは北朝鮮の粗悪品だった。詐欺だった。

怖すぎますよね。今だと考えられない。煽り運転という違う怖さがありますが。

知らない人から物を買う勇気ありません。どんな理由があろうとも買えません。というか車から降りるのも辛い。

監督の豪胆さを感じました。

② ヤクザが老人ホームで老人のために歌を歌い、億万長者になる話

自分の生きがいを見つけ人のためにつくすと、徳が帰ってくるということが如実にわかるエピソード。

自分の好きを人に使うこと。

私欲を捨てることが大事。

③ 父ちゃんこの前科5犯ってどういう人なの? 前科5犯なんて人じゃねぇよ。気がつけば日米通算前科7犯でございます。

何度命のやりとりの場をくぐり抜けたか。それほどまでに過酷な人生です。

捕まっていない時も膨大な借金をしていたり、わざわざフィリピンの刑務所に行ったり・・・とにかく行動派。

だから色々と履歴がついて回ったのです。

自分だったら絶対途中で懲りて大人しくなってしまう。

 

基本アウトローな話ばかり。

よく生きてこられたな。

本当に凄まじい人生。

でも愚直だからサポーターが地味にいる。

裏切りありですが、本当に支えてくれる人もかなりいたみたいです。

 

 

自分の人生

生きたいように生きていたら

それなりに上手くいくのかもしれない。

辛くても後から笑い話になる。

と強く思いました。

 

 

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