生霊の如き重なるもの 三津田信三
感想
題名が硬い
主人公の名前、登場人物の名前も硬い
漢字が多くて読みにくい
けどよく読んだらとても面白い。
つまりもったいない
売り方を変えればもっと売れるのになぁ。
でもこの読者に媚びない姿勢がいいところですよね。
この本には4つの作品が収められています。
別荘みたいなところでの事件
生霊がみえる事件
竹やぶで子どもが消える事件
子どもが路地で消える事件
面白いのは作者の情景描写が卓越しているから
サクッとその世界に没入できるんですよね。
この短編集の中でも人の話を聞いて
その場で解決するスタイルが面白いです。
なんか新しい感じがしました。
主人公のキャラも良いです。
好きなことにのめりこんだら出られない感じがとても良い。
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