変わる学校、変わらない学校 妹尾昌俊

勝手な個人的解釈を載せました。

章の題名は本のものではありません。

学校経営にいち教員と参かするためには何をすれば良いのかを学ぶことができる本です。

第一章 学校はなぜ変わらないのか

「個人として優れていても、学校は組織、チームとしての力を発揮できていないから」

戦後から教育に関しては手段ばかりが議論されてきた。

大義を見失っている状態での議論は意味がない。

課題を深掘りできていないところが大きな問題となっている。

取り組んできたことに対しての反省がされていない。(詰め込みの結果は?ゆとりの結果は?)

第二章 子供の成長した姿を想定し、具体的に策を講じるとはどういうことか

例「揉まれる経験が少ない子どもたち」

田舎に行けば行くほど、関わる人間が限定的となる。

経験値が狭まってしまう。

だから子どもに数多くの経験をさせるために

読書時間を増やす(著者との対話経験)

職業体験(地域の様々な人との関わり)

地域の大人を学校に呼び込む

を具体的にカリキュラムに取り込む。

ここまでやって初めて学校が変わっていくことができる。

第三章 管理とマネジメントの違いがわかっていない学校

ビジョンがあるかないかの違い。前者は目的なし教育活動、ただ教えるだけ。後者は子どもの成長姿を見据えて教育を行うこと。何のために行うのかがわかっていること

第四章 到達目標のない教育目標を掲げている学校が多すぎる

バランスの取れた子の育成という目標は「山に登ります」というのと同じ意味

どの山に登るのかわからないから、具体的装備がわからない。

だから作業分担があっても目標分担がない。

第五章 教員の多忙化

家庭からの高度な期待と教員が圧倒的に少ないことが多忙化を産んでいる

第六章 具体的到達目標とは

深掘り反省ができるような目標のこと

例「良い授業とは、わかる授業とは」

何を教える、なぜ教える、どう教えるなどみんなで議論できるテーマが必要。

第七章 プロセス化

課題を考えるだけが方法ではない、良いところをより伸ばす方法を考えるのでも良い。

第八章 チーム

自己効力感は同僚と協力関係が高ければ高まる。

まとめ

学校経営に参画することが学校を面白くする方法だと学んだ

今回は具体的にどう取り組むのか。

チームとしてどう動くのか。

それが例としてたくさん載っているので非常にわかりやすかった。

担任たちは学級しか見ていないから、

どうやって学校に目を向けさせるのかが課題なんだと思うなぁ。

そのためには積極的にこういう方を読んでいくしかない。

その都度目を覚ましていくしかないです。

情報発信がやはり大事です。

何事も具体的目標を立てることが大事です。


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