119 帯広のバーにて 10
気づけば講座も10回目でした。
何も知らずにただただ酒を好きに飲むスタイルから
少しずつ変わってきたかなという感じがしています
酒への熱がどんどん高まる。
それに反比例して狭くなっていく我が家の冷蔵庫。
サクラワークスのセラーもすでに満杯。
なんか来年の今頃には
レ魔コムが家にあるような気がする。
講座の振り返り
にこちゃんマークのお話
特に何かを言わなくても、この缶バッチをつけているだけで応援していることになる。
勝手連というものが1970年代にあったという話
赤ちゃんに銀のスプーンを送るという風習
「born with a silver spoon in one’s mouth.(銀のスプーンをくわえて生まれてきた子どもは幸せになる)」という言い伝えがある。
また、調べてみると、魔除けという意味もあるらしい。
この言い伝えからヨーロッパでは銀のスプーンは縁起が良く、出産祝いに贈る風習があります。
昔は王様の毒味係がいて、その時に銀の食器が使われていた。
なぜなら毒が入っていると銀が変色するから。
毒とは無縁
そういう意味合いから赤ちゃんに送るということが行われていたのかも知れないと思いました。
ロシアからなのかなという話でした。
日高見と阿部比羅夫
日高見が蝦夷との境だった話
比羅夫をそこを超えてなんと北海道まで辿り着いたようだ
だから北海道にあるひらふスキー場
ここに拠点を置いていたらしい
北海道の米作りと酒造好適米について
今はまだ大雪山系、日高山系の奥でしか酒造好適米は作れないとされている
十勝で一部作られてはいるがそれは一企業のためだけなので認められていないそうだ
北海道の米作りが本州と比べて遅れていた理由
それは北海道が食料に満ち溢れていたので自ら作る必要がないからである
鹿やら鮭やらで昆布やら食べ物の宝庫
鮭が群れで上がりすぎてその上を歩いて向こう岸までいけるレベルだったそうです。
(すごい光景だな)
米作りの歴史は広島県から渡ってきた人が今の北広島に試験場みたいなのを作って
地道に交配を重ねて北海道に適したお米を開発したのです。(赤毛種というコメ)
これが石狩、上川、空知に広まり
徐々に米作りが定着してきたそうです。
北海道稲作の父 中山久蔵のおかげなのです。
そもそも北海道は広大な農地に大量の小麦を作ったり、酪農の土地にしたりする予定だった。
まさにアメリカのようにしたかったわけです
だから米を作るのは許可されていなかったそうです。
今の北海道からは考えられないですね。
ちなみに運河が栗山の角田という地域に残っているらしいので今度見に行ってみようと思います。
北海道の酒米 初雫
初雫(はつしずく)は、イネの品種の1つ。 農研機構(旧農林水産省北海道農業試験場)により育成された品種。 北海278号の系統番号で試験に供試され、1998年に水稲農林354号「初雫」として命名登録された。 北海道に適した酒造好適米。
Wikipediaより
彗星のお母さんです。この稲がこの酒BARにあります。最後の刈り取りのものだそうです。
酒蔵には必ずコメの標本みたいなのがあるから
次回からチェックしてみなさいと言われました。
実食
講義を終えいよいよお酒の飲み比べです
1杯目 紅葉姫 純米吟醸 透明色 メロンの香りから焼きバナナの香りへ 味はメロンより
さんまと合う きゅうり△ じゃがいも丸
ハクレイ酒造 代表作は酒呑童子。冬に赤の大鬼。夏に青の大鬼を出す。
酒呑童子と紅葉姫と酒売り長者の三角関係が有名。戸隠の鬼伝説は落語の演目になるほど
紅葉狩りをしている美女に遭遇。一緒に飲んでいて寝てしまった。起きたら周りは鬼だらけ。
残円ながら2018年に営業不振に陥り、身売り。
それ以来ラベルがこのような質素な感じだそう。
復活したら今までのような煌びやかなラベルになるのかも知れないだそうです。
にしてもコロナの煽りを受け、どこの蔵もきついから
ラベルにお金をかけることができないそうです。
続いては雪の茅舎
パイン系でキレのあるお酒でした。
時間が経っても香りは落ちず。
食べ終わりを華やかにしてくれるお酒でした。
そして伯楽星
究極の食中酒を目指す新澤酒造が醸すお酒
甘くてスッキリしているお酒です
最初は香りを捉えきれなかったですが
時間が経つと桃系の香りが。
初めての体験にびっくりしました
最後は日本酒リキュールの登場
香りが日本酒と違う
最初から最後までデザートっていう感じでした。
ここで講座は終了し、いつもの場所へ
この時点で結構飲んでいるから味が曖昧に
1杯目は會津龍が沢の次純米大吟醸
豊穣感謝祭シリーズをここで飲んでおきたいと思い注文
でも肝心の味を覚えてない
スッキリした甘味があったような・・・泣
2杯目は安定の花陽浴
パイン感がえげつないです。
大好きです
最後に感じる苦味が次への1杯を誘うんだよなぁ。
最後は開華というみたこともないお酒
この時点でかなり酔っていたのにスイスイと飲めてしまうほど
飲みやすかったです
でも肝心の味は・・・
ラベルには旨味引き立つお酒って書いてありました。
ということでかなり行ってから日が経ってしまいました。
だから忘れちゃうんですよね。
次はサボらずしっかりやります。
そして航路の勉強頑張ります。