17,18 お刺身にあうお酒を求めて 「まつもと」「唯々」
お酒情報
まつもと 松本酒造 URL https://matsumotoshuzo.com/
寛政3年(1791年)、初代松本治兵衛が京都に創業した際の屋号であった「澤屋」と、名字である「松本」を合わせた銘柄名です。京都の地にて200年以上の歴史に育まれた酒造りを謙虚に継承しながらも新しい味わいやその表現の為の技術を探求する力強い情熱を纏った銘柄です。
まつもと ホームページより
唯々 竹内酒蔵 URL https://takeuchishuzo.co.jp/
近江のお米にこだわり純米ならではの、ただただ美味しいお酒をめざしたお酒です。
唯々 ホームページより
大自然の恵みを十分に引き出しかつ飲みやすく高品質なお酒を目指しています。県内産酒米「玉栄・吟吹雪・渡船など」を使用しています。
お酒との出会い
新ひだか町の「地酒と米のときわ」で購入しました。
最初に何を買おうか迷いに迷った結果
一本目は「まつもと」に決定
もう一本は決めきれず店主に相談
「今日の夜お刺身を食べるので、それに合うお酒をください」と注文しました。
何本も紹介してくれた中で気になったのは
全く名前を聞いたことのない「唯々」
聞くところによると神の杜氏と言われた農口尚彦さんの酒造りを継承した
中村さんが作ったお酒だとのこと。
名前は知っているけど飲んだことはない農口さんの作品
その弟子だからわからないのも無理はない。
こんな機会はないと思い購入を決意しました。
そのときにもらったチラシがこれ。
期待感が高まります。早く飲みたい。
それでは両方飲んでいきます。
唯々 純米大吟醸 山廃
兵庫県産特A地区の吉川山田を100%使用。かなり贅沢
精米歩合は50%
アルコールは16.9とちょっと高め
協会酵母1401号を使用
日本酒度+5 酸度1.6 アミノ酸1.2
値段は720mlで1900円
このスペックで考えられない安さ
滋賀県のお酒です。
感想
「山廃で純米大吟醸なんてあんまり聞いたことないぞ」の通りの味わいでした。
純米大吟醸ならではのクリアさと甘味すっきりな口当たり
その後にくる山廃ならではの米の旨味の凝縮された感じ
刺身の最後に残る生臭さを一瞬で流し去る程よいアルコール感。
なぜか頭の中にハンターハンターのキャラの「ビスケ」が思い浮かぶそんなお酒でした。
とっても惜しかったです
頑張ってセーブしないと次の日に残らないです。
それほどまでに美味い・・・。
他のバージョンもぜひ試してみたいなと思いました。
お次はまつもと
原料米は岡本県産の雄町100%
アルコールは15度とちょうど飲みやすい感じ
その他の情報は特にラベルには記載されていません。
京都府のお酒です。
感想
開栓時に「プシュッ」といい音が鳴ります
それと同時に漂ってくるメロン系の香り
なんか写楽を思い出します。
口に含むとまず最初に感じるのは
心地よい炭酸感
その後ほんのりとした甘さ、柔らかさ。
最後にアルコールがスッと鼻から抜けていく。
「めちゃめちゃタイプな酒やん」と呟いてしまいました。
ちなみに梅とあわせてみましたが
梅の酸っぱさとまつもとの酸が絶妙に合いました。
甘味が全面に出てこないので飲みやすく
こちらもセーブするのが難しいお酒でした。
香りも楽しめるのですが、お猪口で直に口に入れたい感じがしました。
最後に
転勤してどこでお酒を買えばいいのだろうと悩んでいましたが、
いい酒屋があってとりあえず一安心。
日本酒で何を買おうか迷ったら
その日の夜の食べ物に合う酒を聞くのが一番です。
優しい店主がすごく親切に答えてくれます。
ありがたい出会いです
お酒も人も。
浦河の鮮魚店でオーダーしたお刺身
この量で3000円は安すぎる・・・・。